作品について

刺繍制作

Creemaで販売している作品は現在は主に一種類にしぼっています。
まず図案を考えて、私の場合はイラストを刺繍に置き換えているのですが、それをリネンの生地に刺繍していきます。販売用の作品はあまり大きいものは作りません。そのほうが値段も抑えられるし、結果的にそうすると多くの人に購入してもらえやすいと思うからです。
刺繍をした布をパネルに貼ります。パネルは【ベニヤパネル】といって、紙を水張りして使ったりする木のパネルを使います。大きさはF0号かSM号。一番小さいのと二番目に小さいのです。
実はここ最近パネルの値段が値上がりしました…。とくにF0号が2倍ぐらいの値段に。作品の値段はあげたくないのですが…。こんなところにも物価高騰の波ですね。

以前は販売用の作品は試行錯誤でいろいろ出していました。例えば刺繍のブローチ、刺繍のがま口財布、刺繍のポーチなど。ブローチやがま口財布は市販の制作キットが販売されているので、布の部分に刺繍をして作品として販売する感じです。やってみたのですが、う~ん...。私の不器用さのせいでクオリティが...。実際、Creemaでもがま口財布やポーチなど手作りで販売されている方もたくさんいらっしゃるのですが、その方たちの商品を拝見すると、めちゃくちゃ上手い!きれい!売り物なんだから当然といえば当然ですが。
それに比べて私の作ったがま口財布のクオリティの低さといったら。売れる売れない以前にこんな雑(にみえる)なものを売り物として出していいものだろうか。といった葛藤もあり、その方向は早々に諦めました。何個か作っているうちにだんだんと上手くなるのでは、という声が聞こえてきそうですが、生まれてからこれまでの間、器用だったことはないのです。

そこで刺繍を一番簡単な(というか粗のみえない方法で商品にするといういわば消去法なのですが)パネルに布を張って売るというスタイルが出来上がりました。
Crermaには【ファブリックパネル】というカテゴリーがあるのでそれを選んで展示しています。気軽に買えるイラストや絵画作品のような扱いになっていて結果としてよかったと思っています。

いまはファブリックパネルと丸い枠に生地を挟めて吊るすタイプの作品だけに絞っていますが、もっと手芸の腕があがったら刺繍を全面にほどこしたポーチとか、刺繍のワンポイントをいれたハンカチなど商品の幅を広げていきたいですね。ハンカチは簡単そうに思えるんだけど、裏側の処理をどうするかなどなど、いろいろ難しい。ほかの作家さんたちの作品も見て参考にしてみようと思います。

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